■市原・3角地の家 2000.10

計画地 :千葉県市原市 分譲地内の区画の先端に位置する大きな3角形の敷地であり、東から南にかけて将来にわたっても保存されるであろう里山の緑地が道路を挟んで隣接している恵まれた立地状況にある。この敷地条件の有利さ面白さを最大限に活かすことがまず意図された。建物は2面の道路に沿いつつ、南側の緑地に対して長い斜辺を持つ5角形の形状のなかにコンパクトに収納され、道路の勾配に沿った片流れの大きな屋根がかけられた。内部にも多角形の平面形状が活かされ、行き止まりがなくおおらかに空間が連鎖していく回遊性とシークエンスの豊かな内部空間が生まれた。緑地に向かっては2層にわたる十分な広さをもったデッキテラスと吹抜けをはさんで大きな開口が穿たれ、またルーバー状の雨戸によって完全に塞ぐことも可能となっている。
用 途 :住宅
主要構造:木造在来工法
敷地面積:239.07m2
延べ面積:141.08m2

1FPLAN

2FPLAN

PERSPECTIVE