■稲田堤・太陽と暮す家 2000.02

計画地 :川崎市多摩区 太陽光発電、オール電化、高気密高断熱、計画換気、その上ローコストと昨今はやりのアイテムが目白押しの住宅の計画。南面接道で接道幅が広く、道路の対面にも住居がない(4Mほど地盤が高い位置に小さな墓地がある)という好条件を活かすべく、建物は東西に長い単純な直方体とし、南面を日照を得るための開口面として(ほぼフラットな屋根上に太陽光発電ユニット搭載)、敷地の北側にぽつんと置いているという状態で配置。敷地の南側の空地は(コスト面の制約もあり)特に外構計画もしないで、南道路と住居間の緩衝地帯及び予備駐車スペースとして空地のままとしている。高気密高断熱、計画換気、電気式蓄熱型床暖房を有効に作用させ、かつローコスト化を突き詰めるため、内部はなるべく間仕切の少ないワンルーム空間と出来るように試みている。内部空間の南面を囲うように、半外部空間を纏わせて、大きな開口面に対する夏場の日照低減及び、室内外の回遊性を持たせるための空間としている。
用 途 :住宅
主要構造:木造在来工法
敷地面積:217.26m2
延べ面積:136.69m2

1FPLAN

2FPLAN

PERSPECTIVE