■複合集住体(佳作入選) | 1996.01 |
計画地 :東京都 | 東京都内の密集地に、今後の都市住宅の姿を考慮した上で、集合住宅と他用途の施設との複合施設を計画せよという課題である。低層部に生活利便施設としての店舗と駐車場、事務所、高層部に集合住宅と単純に用途は振り分けられた。集合住宅専用のELVに乗り換える中間階に2つの用途の緩衝帯、そして居住空間へのゲート的な通過空間として、オープンなルーフテラスが設けられた。集合住宅部分はスレンダーな平面形のまま積層され、隣地との間に空隙をとって配置された。住戸は前面道路側と隣地側を大きく開放されつつも、隣地境界にそって避難階段の代わりに設けられたスロープボックス(メッシュで覆われ緑化された箱)がプライバシーをまもるとともに、立体化された緑道として住戸内からの視線、アプローチ動線を楽しく快適なものへと変質させている。 |
用 途 :集合住宅+店舗+事務所 | |
主要構造:鉄筋コンクリート造 | |
敷地面積:480m2 | |
延べ面積:3514m2 | |
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