■海老名の2世帯住居 1999.11

計画地 :神奈川県海老名市 南と東を6m道路に接した角地の、まとまった広さをもつ住環境の良い敷地である。親世帯の既存住宅が老朽化したのを機に2世帯住宅への建て替えを計画された。南面する間口が広い敷地の利点を活かし、建物は敷地の北東部を空地としたL字型の形状に配置され、北側の隣家への日照も配慮されている。2世帯の居住形態は同一棟への同居や1階に親世帯、2階に子世帯という分離形式よりも隣居形態が最善であろうという考えから、それぞれ総2階建ての2棟にいったん明確に分離されたうえで、共有部分となる半外部的空間(土間、テラス)で結合されている。将来的な家族構成の変化に伴い、その結合部分を内部化することで2棟から1棟化への移行が容易に可能となり、生活の変化に追従する耐用性の向上へと寄与させている。
用 途 :2世帯住宅
主要構造:木造在来工法
敷地面積:241m2
延べ面積:186m2

1FPLAN

2FPLAN

PERSPECTIVE